今回は、副詞の「就」と「才」の違いと使い分けについて解説していきます。
この2つの単語が持つニュアンスを覚えておくと、話し手の主観を表すことができます。よく使うであろう表現ですし、実際会話でも多く出てくるので、使えるようになりましょう。
① 時間的に「早い」か「遅い」か
「就」は「すでに」「もう」「とっくに」ある動作が実行済み、ある状態になっていることを表します。動作の達成まで早いと感じたときに使います。
sān diǎn kāihuì, wǒ èr diǎn jiù láile
三點開會、我二點就來了
3時に会議が始まるけど2時に来た
「才」は「やっと(ようやく)〜した」というニュアンスです。動作の達成までに時間がかかったことを表します。
sān diǎn kāihuì, wǒ sān diǎn bàn cái lái
三點開會、我三點半才來
3時に会議が始まるのに3時半に来た
時間的に早い・遅いことを表すということは「過去」のことを表しています。「就」には「了」をつけることが多いですが、「才」に「了」は使いません。
例
wǒ hē zuìle jiù shuìzhele
我喝醉了就睡著了
お酒に酔ってすぐに寝てしまった
wǎnshàng hěn wǎn cái dào
晚上很晚才到
夜遅くになって到着する
wǒ xiànzài cái míngbáile!
我現在才明白了!
今やっとわかったよ!
② 動作が「これから」行われるか、「終わった」ばかりか
「就」は動作がこれから「すぐに」「まもなく」行われることを表します。
wǒ jiù lái!
我就來!
すぐに行きます!
táifēng lái jiù xià dàyǔ
颱風來就下大雨
台風が来ると(すぐに)大雨が降る
「才」は動作・状況が「たったいま」終わったところであることを表します。
jīntiān wǒ cái lái táiwān
今天我才來台灣
今日、台灣に来たばかりです
wǒ cái bìng hǎo
我才病好
病気が治ったばかりです
まとめ
その動作が「時間的に早い」と感じたら・・・就
その動作が「時間的に遅い」と感じたら・・・才
動作がこれから「すぐに」「まもなく」行われる場合・・・就
動作や状況が「たったいま」終わった場合・・・才