「受け身」は「受動態」とも呼ばれ、「先生に怒られた」「我が社は2000年に設立された」のように動作や行為を行なう側ではなく行為を受ける側が主語となります。
受け身には、文法的に介詞の
- 被(bèi / ㄅㄟˋ)
- 譲(ràng / ㄖㄤˋ)
- 叫(jiào / ㄐㄧㄠˋ)
を使いますが、今回はその中で最も使われる「被」を詳しく解説していきます。
目次
受け身「被」の使い方
上でも「讓」「叫」を受け身で使うことができると述べましたが、この2つは使役文でも使います。そのため、使役なのか受け身なのかわかりにくいので、受け身文では「被」をよく使います。
〜れる、される
主語(された側)+被+動作した側+動詞+補語など
「動作をした側」は省略可能です。副詞や助動詞などは「被」の前に置きます。
wǒ bèi māo yǎo le
我被貓咬了
猫に噛まれた
zài chāoshì qiánbāo bèi tōu le
在超市錢包被偷了
スーパーで財布を盜まれた
wǒ de yǔsǎn bèi táifēng chuī huài le
我的雨傘被颱風吹壞了
傘は台風で吹き壊された
màozi bèi fēng guā pǎo le
帽子被風刮跑了
帽子が風で飛ばされた
wǒ bèi zhìyù le
我被治癒了
癒やされた
nà běnshū bèi rén ná zǒu le
那本書被人拿走了
あの本は誰かに持って行かれた
「被」を使った受け身の文法ポイント
- 目的語が省略できる
- 動詞は必ず他の成分(補語、“了”など)と一緒に使わなければならない
- 副詞、助動詞は「被」の前に置く
まとめ
今回は、受け身「被」の使い方を解説しました。
「被」は、ネガティブと感じたことに使いますよとテキストなどに書かれていたりします。でも、確かにネガティブなことにも使いますが、私の感覚では良いことにも使っているイメージです。