【台湾中国語の文法】まるっと暗記しよう!比較の表現6パターン

今回は「比較の表現」を解説していきます。英語の授業で習った「more than」「less than」「most」などです。

比較文には大きく分けて

  • 原級・・・・・・同じである
  • 比較級・・・・・〜より…である
  • 最上級・・・・・一番〜である

の3つあります。

中国語の比較表現でも、原級・比較級・最上級の表現がありますので、詳しく見ていきましょう。

目次

原級の文①:同じである

英語の「原級」にあたり、「同じ」であることを表します。A=Bの関係です。

〜と同じだ
跟(和) 〜 一樣(yī yàng / ㄧㄧㄤˋ)

〜と同じではない
跟(和) 〜 不一樣(bù yī yàng / ㄅㄨˋㄧㄧㄤˋ

我要那個一樣
あれと同じものが欲しいです
我差不多一樣
私と彼女はほぼ同じ年です
剛才的東西不一樣
さっきのと同じじゃない

「一樣」+形容詞の形になることも多いです。

原級の文②:同じくらいである

「AはBくらい有る」という表現で、AとBが”ほぼ同じ”ことを表します。A≒Bの関係です。

くらい〜だ
+形容詞

嗎?
あなたは彼の身長くらいありますか?

彼は私くらいの年齢です

基本の比較文:AはBより〜である

「比」を使った基本的な比較の表現です。否定文では「沒有」を使います。英語の「more than」「less than」ですね。

AはBより〜だ
B+形容詞

より〜でない
沒有+形容詞

台南台北溫暖
台南は台北よりも暖かい
他踢足球
彼は私よりサッカーが上手だ
今天沒有昨天悶熱
今日は昨日より蒸し暑くない
蘋果沒有西瓜那麼
リンゴはスイカほど重くない

沒有~那麼・・・・・〜ほど…でない

比較の否定は「不比」じゃないの?

「不比」は比較の否定で使えるのですが「沒有」を使った否定とニュアンスが異なります。「不比」は相手の言ったことに対して否定的なニュアンスで訂正する表現です。なので、通常の比較の否定ならば、「不比」を使ってしまうと相手に少しネガティブな感じを持たれてしまうかもしれません。

比較の否定は「不比」ではなく「沒有」を使うと覚えておいたほうがよさそうです。

「どのくらい違うか」比較の差を表現する

形容詞の前後に数量や程度副詞をつけると、どのくらい違うか比較した差分を表現することができます。

差分を具体的な数量で表す

比 ~ 形容詞+数量

我跑得一點
彼は私より走るのが少し速い
騎腳踏車搭公車五分鐘
自転車はバスより5分遅い

だいぶ〜だ、ずっと〜だ

比 ~ 形容詞+得多/多了

年輕得多
彼は私よりずっと若い
今年會去年多了
今年は去年よりだいぶ良いだろう

さらに〜だ、より〜だ

比 ~ 更+形容詞

他們我有經驗
彼らは私よりさらに経験がある

誰よりも〜だ、何よりも〜だ

比誰(都) / 比什麼(都)

比誰努力
誰よりも努力が必要だ
健康比什麼都重要
健康は何よりも重要です

AよりBの方がいい

「〜に及ばない」という意味になります。

(A)+不如(bù rú / ㄅㄨˋㄖㄨˊ)+B〜

她說是可愛不如說是漂亮
彼女は可愛いというより綺麗だ
去外面吃還不如自己做
外食するなら自分で作るほうがいい
不如搭捷運去更好
MRTで行くほうがいい

最上級の文:一番、もっとも~である

英語の最上級にあたるもので、3つ以上の中で「一番〜だ」「もっとも〜だ」という表現です。副詞の「最」を形容詞の前につけるだけです。

(zuì / ㄗㄨㄟˋ)+形容詞

他是我朋友中
彼は友達の中で一番背が高い
這首歌是喜愛的歌曲
この曲は一番好きな曲だ

副詞「比較」の比較的用法:〜の方が…

複数の中で「〜の方が…だ」という表現です。副詞の「比較」を形容詞の前につけるだけです。

比較(bǐjiào/ㄅㄧˇㄐㄧㄠˋ)+形容詞

這件衣服比較好看嗎?
この服のほうが良いですか?
來回票比較便宜嗎?
往復チケットの方が安いですか?
我覺得還是確認比較
確認したほうがいいと思う

還是~比較好・・・・・やっぱり〜のほうがいい

まとめ

今回は中国語の比較表現について全部で6パターンを解説しました。比較の表現はショッピングやレストランなど日常会話で大活躍だと思います。頑張って覚えましょう!

  • AとBは同じ ⇒ 一樣
  • AとBはほとんど同じ ⇒
  • AはBより〜である ⇒
  • AよりBの方がいい ⇒ 不如
  • 一番〜である ⇒
  • 〜の方が…だ ⇒ 比較


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