動詞の「在」、介詞の「在」、結果補語の「在」。「在」はいろいろな役割があり、日常会話でかなり使うワードです。
今回は、そんな超重要ワードである「在」の使い方を解説していきます。
「在」の使い方
「在」は動詞や介詞(前置詞)、結果補語として使われます。それぞれ使い方を見ていきましょう。
動詞の「在」
動詞の「在」は所在や存在を表します。
◯◯は〜にいる / ある
特定の人・モノ+在+場所

我的電腦在家裡
私のパソコンは家にあります



他不在公司
彼は会社にいません
動詞の「在」については、こちらの記事で詳しく解説していますので、よろしければご覧くださいませ!


介詞の「在」
介詞の「在」は場所や時間を表します。場所や時間の後ろには必ず動詞が置かれ「ある場所で(ある時間に)何かの動作・行動をする」ことを表せます。
ある場所で、ある時間に
在+場所・時間+動詞



你在哪裡工作?
どこで働いてますか?



在東門站換乘淡水信義線
東門駅で淡水信義線に乗り換えます



我們在下午三點見面吧
午後3時に会いましょう
結果補語の「在」
結果補語の「在」は、ある動作を行った結果、ある場所に落ち着いていることを表します。動作が続くような意味を持つ動詞が使われます。
例:住(住む)、坐(座る)、站(立つ)、放(置く)、拿(持つ)、等(待つ)など
動詞+在+場所



我以前住在大阪
以前、大阪に住んでいました



她坐在椅子上
彼女は椅子に座りました
結果補語の「在」は把構文でもよく使う
我把手機忘在了家裡
スマホを家に忘れてきました
請把牛奶放在冰箱裡面
牛乳を冷蔵庫の中に入れてください
目的語 ⇒ 手機、牛奶
在の目的語 ⇒ 家裡、冰箱裡面
上の例文には、「目的語」と「在の目的語」の2つの目的語が存在します。通常の文では目的語を2つとることはできないのですが、「把」を使うと2つの目的語が存在していても文を成立させることができます。「把」は「〜を」の意味になります。
結果補語「在」の場合「把」を使った語順になることが多いです。
動詞と介詞の違い
「在」は、動詞でもあり、介詞でもあります。見分け方は「在」の他に動詞があるかどうかです。
我在東京・・・ ①
私は東京にいる
我在東京工作・・・ ②
私は東京で働いている
①の例文は、主語+動詞+目的語の語順になっているので、「在」は動詞で「東京に存在している」ことを表しているとわかります。
②の例文は「工作」が動詞なので、「在」が介詞で「東京という場所」を表していることがわかります。
まとめ
今回は「在」の使い方を解説してきました。
「在」は、場所や時間を表すことができるため、日常会話でかなり使います。
- 我在公司(私は会社にいる)・・・・・・・存在
- 在日本工作(日本で働いている)・・・・・場所
- 在三點見面(3時に会う)・・・・・・・・時間
- 我住在日本(私は日本に住んでいる)・・・その場所に落ち着いている
の4パターン覚えておきましょう。
4の結果補語「在」は、なかなか難しいですが、動作してそのまま落ち着くことなら「動詞+在」を使いましょう。