「私は◯◯です」「これは◯◯です」「ここは◯◯です」というような、主語が何であるのかを説明する文法になります。これを是構文といいます。
是構文は中国語文法を学ぶ上での第一歩です。今回はこの「是構文」をまとめていきたいと思います。
語順
Sは◯◯です(普通文)
S+是+◯◯
Sは主語のことです。◯◯には主語のことを表す言葉が入ります。その2つを「是」でつなぎます。
我是學生
私は学生です
Sは◯◯ではないです(否定文)
S+不是+◯◯
否定する場合は、否定を意味する「不」+「是」で「不是」です!
「不是」の発音は両方とも4声なので「不」が2声になります。⇒ búshì/ㄅㄨˊ ㄕˋ
我不是學生
私は学生ではありません
Sは◯◯ですか?(疑問文)
S+是+◯◯+嗎?
疑問文は、普通文の末尾に「嗎」を付けます。
你是學生嗎?
あなたは学生ですか?
是構文は「A=B」の関係
是構文は、是の前(主語)が是の後(説明したいもの・人など)であることを説明する構文です。つまり、A=Bの関係になります。
我是Maggie
私はマギーです
⇒ 私=マギー
這是我的
これは私のです
⇒ これ=私の
また、「是」は英語のbe動詞に似ています。
我是Maggie ⇒ I am Maggie.
私はマギーです
這是我的 ⇒ This is mine.
これは私のです
例文

這是你的嗎?
これはあなたのですか?



對,是我的
はい、私のです



不,不是我的
いいえ、私のではないです
是構文では、是の前を省略することができます。上の例文の「是我的」は「這是我的」の「這」が省略されています。



樓下是一家食堂
下の階は食堂です



王老師旁邊是我朋友
王先生の隣にいるのは僕の友だちだよ
上の例のように、場所を説明するとき、人を説明するときにも使えます。
まとめ
何かを説明したいとき、人を紹介するとき、場所を説明するとき…、いろいろなシーンで使える基本の構文です。
是構文は「A=Bの関係」である
こう覚えておきましょう!
また、「的」の使い方はこちらの記事でくわしく解説していますので、よろしければご覧くださいませ!

